つれづれ

この前、ちょっと元気のない友達から電話があった。
彼はとても繊細な人で、ものすごく感受性が豊かで、常に自分を見つめてるひと。
たまに見つめすぎなんじゃないかってぐらいに。
その日の夜はテンションが低くて声もいつもと違う。すぐわかる。
もうかれこれ10年にもなるお付き合い。どんなことがあってどのぐらいへこんでるのかとか、だいたいわかる。わかっちゃう。
彼は「自分を表現できるものがない。」ってことで、ふと立ち止まってる真っ最中だったみたい。
その前に職場やプライベートで、いろんな事があったらしく気づいたらそんな感情に襲われてたんだと思うな。
それであたしにも聞いてきた。自分を表現できるものってある?って。
んーーー。考えるあたし。
口ベタだし、感情をうまく言葉にできないし、おしゃべりで人を笑わすこともできないもんな。ラップは大好きだけどフリスタはできないし(笑)
音をつくることもできないし、DJもできない。
正直な話、音楽は作るよりも聴いてたい。と思ってしまうお気楽リスナーです。すんません(笑)
あ。でもカホーンやりたいカモ。やっぱり。
それで、んー。って思ったのと同時に浮かんだのが、ブログだった。
自分が自分を表現できる方法は、こうして、あーでもないこーでもない書いてるブログだったりした。
もっとかっこいい表現方法があればいいけど、どーやら今のあたしには他に見当たらないのら。
正直に思ったのは、他愛もないことでもどんなコトでも文章にすることで、すごくすっきりするし、自分を見つめることができる。見つめることで発見できることもある。
わだかまりの塊が、ほぐれていくこともある。
だから書きたいのかな。
ほんと、音楽聴いた感想とかでも自分の一部だもんね。
ほんの一行でも。たった一言でも。
そんなコトをウダウダと話したら、それはそれで立派なひとつの表現方法だと思うよって言ってくれた。
友達は、悩んだあげく若い頃に中途半端に終わってしまってたグラフィティに
今度はもっとのめり込もうと思う。って言ってた。
普段もあたしにパンチラインをくれる彼は、きっといろんな人のココロに
グッとクルようなグラフィティを描いて見せてくれるにちがいないだろう。
とか言っとく!